こんにちわ。
ホンダ塗装中の人「М」(@masamoa)です。
ペンキ屋さんって楽しい仕事
今回は、塗り替えをするまでの目安の期間はどのくらいかということについて
解説していこうと思います。
よく聞かれる質問なので興味がある話だと思います。
外壁部の塗替え目安は?
下地や環境などにより差は出るのですが
ポイント
7年~10年くらいで塗替えを検討するのがポイントです。建物を長持ちさせる秘訣でもあります。
外壁を見てもしどこかに「ヒビ」や「剝がれ」を見つけたり「色が薄くなっている」部分を見つけたら早めに相談するのをおススメします。
外壁の素材は様々ですし、新築からの塗替えなのか?塗替えからの塗替えなのか?
こういった部分でも適切な塗料の選択や施工方法の選択が必要になります。
- サイディング(窯業・金属・樹脂・木質)
サイディングは継ぎ目があり継ぎ目を塞ぐコーキング材の経年劣化を重点的に気にする必要がある
7年~8年が一つの目安 - モルタル(リシン・スタッコ・吹付け・ジョリパット)
継ぎ目はないのでシールやコーキングの心配はない。
塗装仕上げがほとんどの為塗面の劣化をチェックする。
モルタル自体の耐用年数は30年を超えるがメンテナンスを欠かすと劣化が激しくなります。ひび割れやチョーキングなどを見逃さないことが重要です。
8年~10年が目安 - タイル
耐久性に優れているのは大きなメリットです。
タイル自体は硬く傷がつきにくく変色などがあまりないのが特徴です。耐久性は30年以上となります。
目地が劣化すると湿気などが中に入る恐れがあります。
タイルが浮いたり剥がれたりした場合は早急に対処することが大事です。
タイルのコーティングや塗りつぶしで塗装することも可能です。 - ALC
水に浮くこともあるほど軽く断熱性や耐火性に優れています。外壁材としてはかなり優秀です。
防水性はないので仕上げ材が重要となります。
継ぎ目があるのでコーキングが劣化すると雨漏りの原因にもなります。
水を吸水してしまうと崩れてくることもあるので防水性や耐久性の高い塗料を塗布することが大事です。
塗料により変化するのですが10年前後が目安 - 木製
湿気を吸収したり吐きだしたりという性質があり軽く仕上がるので建物に負荷を少なくなります。
メンテナンスをすることで長持ちさせることができるので塗替えをすることが大事です。
6年~8年が目安
屋根部の塗替えの目安は?
ポイント
塗料の進歩は日進月歩。近年では瓦への塗装もできるようになりました。
屋根の素材により目安の時期や、施工可能かどうかが決まります。
屋根は下から見えない事も多く、オーナー様はどうしていいのかわからないことが多いデスよね
最近では見えない事をいいことに「飛び込み営業」が営業にまわっていたりしますし、
「近所で工事してますがお宅の屋根もうひどいから公示した方が良いですよ」
などと言ってインターホンを押してくる人もいます。
大抵の場合、隣や数軒は慣れたところから屋根の細かい部分は見ることができませんので
営業する為のセールストークなので気をつけてください。
- トタン屋根(ガルバニウム含む金属)
経年劣化による錆が発生する前に塗装することが好ましい。
ガルバニウムなど新築時に「数十年はメンテナンスが不要」という話もされるが
自然につく傷や風雨などで表面の劣化が発生すると雨漏りなどの原因になったりする。
7年~8年が一つの目安 - 陶器瓦
断熱性が高く結露しにくい特徴がある。
基本的には塗装が不要とされるが表面の保護とデザインを考えて塗替えることができる
重い為耐震性が低下する。
10年~12年が目安 - セメント・コンクリート瓦
安価であるが耐用年数が短く早い段階で欠けやヒビなどが発生することもある。
重さなども考えると近年の住宅では使用されることが少なくなっています。
塗装をすることで表面の耐用を強くして断熱性や防音性を保つことができる。
10年前後が目安 - スレート(コロニアル・カラーベスト)
セメントなどを原料として作られる屋根材。
工事単価が安く瓦よりも耐震性が高いので多くの住宅で使用されている。
割れやすく古い製品はアスベストを含むこともある。
塗替えで良さをキープすることが必要。
10年前後が目安
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