庭師とは、庭を造り出す専門家のことです。
主には空間全体を考え設計することが得意です。
植木職人とは、樹木の選定や植栽など植物の管理やメンテナンスを専門とし、
庭木の剪定や生垣の手入れや庭の維持と管理が得意です。
一言に「庭」といっても、そこに求められる技術は多岐にわたります。
樹木の性質を理解し管理する知識、土壌や石材への理解、そして空間全体を整える感覚。
そのフィールドも、個人宅の庭に限りません。
公園や道路といった公共空間、レジャー施設などの大規模な環境、さらには海外の庭園に至るまで、対象となる場所はさまざまです。
庭師の仕事は、単に形を整えることではなく、
その場所に関わる人の心を豊かにする空間を育てていくことにあります。
そのためには、樹木や草花が健全に生育し続けるためのメンテナンスが欠かせません。
庭師の仕事は、植物にとっての「美容師」のようなものだと感じています。
それぞれの生え方や性質を見極め、枝葉を剪定する。
ただ短く整えるのではなく、庭全体のバランスや風情を考え、より健康的で、より趣きのある状態へ導いていきます。

自然から学び、自然の力を感じながら丹精込めて整えられた庭は、
見る人の心を本当の意味で落ち着かせてくれる空間になります。
庭師の行っていることは、「今」を完成させることではなく、
これから先の時間をどう育てていくかを見守り、整えることです。
つまり庭師の仕事は、時間を管理する仕事でもあります。
この考え方は、ホンダ塗装が大切にしているSABYVAGEの思想――
時間の経過を前提に美しさを整えていく「経年美化」――と深く通じています。
むしろ、経年という変化を扱うという意味では、
庭師は塗装以上に時間と向き合う職人であるとも言えるのかもしれません。
ホンダ塗装が大切にしているのは、完成した瞬間の美しさだけではありません。
時間の経過とともに素材や環境がどう変化していくかを見据え、
塗装・大工・植木、それぞれの職人が連携しながら住まい全体を整えています。私たちは「新しくする」のではなく、
時間の中で自然に美しくなっていく状態をつくることを目指しています。それが、SABYVAGEという考え方です。


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